■社民離脱 責任取らなければならない
【政権運営】
日本の政治の歴史は大きく変わった。国民の判断は決して間違っていなかったと今でも確信している。官僚任せではない、政治主導、国民が主役の政治をつくろうと思いながら今日まで頑張ってきたつもりだ。さまざまな変化が国民の暮らしの中に起きている。これからもっともっと、人の命を大切にする政治を進めていかなければならない。
ただ、残念なことに、政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の心に映っていない。国民が徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。私の不徳の致すところだと思っている。
【普天間移設】
沖縄の皆さんにも、徳之島の皆さんにも迷惑を掛けている。結果として県外(移設)にはなかなか届かなかった。これからも、県外にできる限り移すように努力していくことは言うまでもない。一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艦を魚雷で沈没させる事案も起きている。日米が信頼関係を保つことが、日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠という思いの下で、残念ながら沖縄に負担をお願いせざるを得なくなった。
【社民党】
社民党に政権離脱という厳しい思いを与えてしまったことは残念でならない。社民党より日米を重視した、けしからんという気持ちも分からないでもない。
日本の平和を日本人自身でつくり上げていく時を、いつかは求めねばならないと思っている。だから、鳩山が何としても、少しでも(米軍基地を)県外にと思ってきた思いを理解してほしい。社民党を政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった責任は取らなければならない。
【政治とカネ】
私が自民党を飛び出して新党さきがけ、さらには民主党をつくり上げてきたのも、何としてもクリーンな政治を取り戻そうとの思いだった。それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどと、全く想像していなかった。政治とカネに決別する民主党を取り戻したい。
このことで、私自身も職を引かせてもらうことになるが、小沢一郎幹事長にも政治資金規正法の議論があった。2度ほど幹事長と相談し、「私も引く。幹事長も恐縮だが引いてほしい」と申し上げた。幹事長も「分かった」と言った。(政治とカネの問題に対し)その責めを果たさなければならない。小林千代美衆院議員にも、その責めをぜひ負ってほしい。民主党を再生させていくために、とことんクリーンな民主党に戻そうではないか。そうなれば国民が新たな民主党に対し聞く耳を持ってくれるようになると確信している。(2日午前、国会内で開かれた民主党緊急両院議員総会)
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